2025-11-10

ファイルキャッシュ削除により 共有ファイルを開く速度を改善する(FileMaker Pro 19)

 Windows 11 にインストールされている FileMaker Pro 19 (19.6.3) により共有ファイルを開く際、ファイルが完全に開く迄に約20秒かかることがありました。

 もともとこのFileMaker 19 はWindows 10 上で使用していたのですが、Windows 11 にアップグレードしてからこの遅延が顕著になりました。

 

解決:キャッシュされたファイルを削除する(FileMaker Pro 19.6 以降)

 苦闘の末、下図のようにキャッシュされたテンポラリファイルを削除すると、共有ファイルが一瞬で開くようになりました。

 

FileMaker Pro 19 の環境設定でファイルキャッシュを削除

 尚、上記の"削除"をクリックすると C:\Users\Administrator\AppData\Local\Temp\FileMaker\DBCache\...\ 内のキャッシュファイル(下図)が削除されます。


考えられる原因:

  クリーンインストールしたWindows 11 や、Windows 10 では共有ファイルは一瞬で開きます。よって、今回のように  FileMaker Pro 19 を運用するWindows 10 を Windows 11 アップグレードした場合に、Windows 10のキャッシュをそのまま継承してしまい不整合を起こすことがあるのでは?と推測しています。

 ちなみに、FileMaker 5/6 でアプリケーションの起動が異様に遅いことが過去にあり、その際は Windows のフォントキャッシュ(FNTCACHE.DAT)を削除することで解決したことがありましたが、今回はフォントキャッシュ削除しても解決しませんでした。 

 

参考リンク:

windows11での起動時間が遅く感じる (初心者のFileMaker pro Q&A (旧掲示板))