Windows Server 2008 の便利な機能の一つに Hyper-V があります。
これは、仮想的にディスクを用意することによって、別の OS を同居させて運用するというものです。
たとえば、Windows Server 2008 上で Windows Server 2000、Windows XP、Linux などを運用できます。
詳細は以下のサイトを参照していただくとして、ここではゲスト OS のインストールのヒントを簡単にまとめたいと思います。
第14回 Windows OSに標準搭載された仮想化機能「Hyper-V」
●仮想ハードディスクについて
仮想ハードディスク(VHDファイル)形式 -- ディスクドライブの領域をゲスト OS 用に確保して使用。スナップショットを撮ることができ、必要に応じてスナップショットを撮った時点の状態に復旧することが可能。
パス・スルー形式 --- ディスクドライブを丸ごと使用。動作速度は VHD 形式に比べると高速だが、スナップショットを撮ることができないので要注意。
●ゲスト OS として Windows 2003 をインストールするときの注意点
Windows 2003 は SP2 以降でないとインストール中にブルースクリーンが表示されてしまうので注意が必要。
ゲスト OS をインストールする際は、以下のページを参考にするとよいでしょう。
Hyper-V におけるゲスト オペレーティング システムのサポート
2008-12-03
Hyper-V にゲスト OS をインストール(覚え書き)
2008-11-28
Windows 2008 で FileMaker Server 9 の Instant Web Publishing は動作しない模様...
さて、先日 Windows Server 2008 環境に FileMaker Server 9 Advanced を入れてからというもの、ぼちぼち動作を検証していますが、いろいろ試した結果、 Instant Web Publishing はどうやら動作しない模様です。
FMForums の方でも「恐らく動かないだろう」と言っている人がいるように、動く機能があるかもしれないし、動作的に微妙なものもあるだろうという感じなのでしょうか。
とにかく Instant Web Publishing の方は当方の調査では無理、という結論に達しました。
参考:
[Windows] FMSA9,0 on Windows Server 8
Windows Server 2008 上で FileMaker Pro Server 9 は動作するか?
あと、FileMaker Server 9 のアップデータが出ていたので、以下のページより V2 をダウンロードしてインストールしようとしたのですが、Windows Server 2008 環境でこの Setup.exe を実行させるとエラーメッセージが出てしまい、続行できませんでした。
FileMaker Server 9v2 & FileMaker Server 9v2 Advanced Windows 版 アップデータ
やはり、対応を謳っていない環境でのインストールは無理、ということなのかもしれませんが、この件については引き続き調査中です。
FMForums の方でも「恐らく動かないだろう」と言っている人がいるように、動く機能があるかもしれないし、動作的に微妙なものもあるだろうという感じなのでしょうか。
とにかく Instant Web Publishing の方は当方の調査では無理、という結論に達しました。
参考:
[Windows] FMSA9,0 on Windows Server 8
Windows Server 2008 上で FileMaker Pro Server 9 は動作するか?
あと、FileMaker Server 9 のアップデータが出ていたので、以下のページより V2 をダウンロードしてインストールしようとしたのですが、Windows Server 2008 環境でこの Setup.exe を実行させるとエラーメッセージが出てしまい、続行できませんでした。
FileMaker Server 9v2 & FileMaker Server 9v2 Advanced Windows 版 アップデータ
やはり、対応を謳っていない環境でのインストールは無理、ということなのかもしれませんが、この件については引き続き調査中です。
ラベル:
FileMaker,
Windows Server 2008
2008-11-25
64 ビット版 Windows Server 2008 の IIS7 で php が動くようにする
64 ビット版の Windows Server 2008 に 32 ビット版のみ提供されている php5 をインストールするのには、ちょっとコツがいることがわかりました。
従来の方法ではまず動かない
従来どおりにインストールを行い、phpinfo() を表示させようとすると、エラー 503 が表示されました。ISAPI フィルタもハンドラマッピングも php 向けに指定したにもかかわらずエラーが表示されるので、ネットで調べてみると、DefaultApplicationPool の「32ビットアプリケーションの有効化」を[True]にすると良いとあったので、True にしてみたところ、程なくして DefaultApplicationPool が停止してしまいました。
そのときに報告されたものがこのイベントエラーです。
イベントID:2280
モジュール DLL C:\Windows\system32\RpcProxy\RpcProxy.dll を読み込めませんでした。このデータはエラーです。
暫く試行錯誤を繰り返していたのですが、この環境では ISAPI フィルタによる設定は無理そうだということがわかってきたので、途中で FastCGI を使う方法に切り替えました。
FastCGI で PHP を動かす
IIS 7 のインストールオプションで、CGI を選択して IIS7 をインストールすることによって、php-cgi.exe を呼び出して実行させることが可能です。
手順を説明します。
1. php5 の最新版をダウンロードして、適当なところに配置する(例:c:\php)。
php5 はここからダウンロードできます。
2. php.ini-recommended ファイルをコピーして php.ini というファイルに名称変更し、これをメモ帳などで開いて次に該当する行を修正して保存する。
(先頭のセミコロンを外して修正。該当するものがない場合は行を追加。)
fastcgi.impersonate = 1
cgi.fix_pathinfo=1
cgi.force_redirect = 0
open_basedir ="c:\inetpub\wwwroot"
extension_dir = "./ext"
3. コントロールパネルより「システム」をダブルクリックして、左ペインのメニューから「システムの詳細設定」をクリック。“環境変数”ボタンをクリックして システム環境変数の一覧に表示される path 変数に php へのパスを追加。
(c:\php; を追加すれば良いです。)
4. インターネット インフォメーション サービス(IIS) マネージャーを開き、ハンドラマッピングから「モジュールマップの追加」を選択し、以下の情報を追加。
要求パス:*.php
モジュール: FastCgiModule
実行可能ファイル(オプション): C:\php\php-cgi.exe
名前:PHP
OK を押して保存します。
5. IIS を再起動して、php テストページを表示させる。
以下のファイルを作って phpinfo(); を入れた php ファイルを作成してブラウザで表示確認。
php の情報ページが表示されれば成功です。
今回は以下のサイトを参考にしました。
Using FastCGI to Host PHP Applications on IIS 7.0
従来の方法ではまず動かない
従来どおりにインストールを行い、phpinfo() を表示させようとすると、エラー 503 が表示されました。ISAPI フィルタもハンドラマッピングも php 向けに指定したにもかかわらずエラーが表示されるので、ネットで調べてみると、DefaultApplicationPool の「32ビットアプリケーションの有効化」を[True]にすると良いとあったので、True にしてみたところ、程なくして DefaultApplicationPool が停止してしまいました。
そのときに報告されたものがこのイベントエラーです。
イベントID:2280
モジュール DLL C:\Windows\system32\RpcProxy\RpcProxy.dll を読み込めませんでした。このデータはエラーです。
暫く試行錯誤を繰り返していたのですが、この環境では ISAPI フィルタによる設定は無理そうだということがわかってきたので、途中で FastCGI を使う方法に切り替えました。
FastCGI で PHP を動かす
IIS 7 のインストールオプションで、CGI を選択して IIS7 をインストールすることによって、php-cgi.exe を呼び出して実行させることが可能です。
手順を説明します。
1. php5 の最新版をダウンロードして、適当なところに配置する(例:c:\php)。
php5 はここからダウンロードできます。
2. php.ini-recommended ファイルをコピーして php.ini というファイルに名称変更し、これをメモ帳などで開いて次に該当する行を修正して保存する。
(先頭のセミコロンを外して修正。該当するものがない場合は行を追加。)
fastcgi.impersonate = 1
cgi.fix_pathinfo=1
cgi.force_redirect = 0
open_basedir ="c:\inetpub\wwwroot"
extension_dir = "./ext"
3. コントロールパネルより「システム」をダブルクリックして、左ペインのメニューから「システムの詳細設定」をクリック。“環境変数”ボタンをクリックして システム環境変数の一覧に表示される path 変数に php へのパスを追加。
(c:\php; を追加すれば良いです。)
4. インターネット インフォメーション サービス(IIS) マネージャーを開き、ハンドラマッピングから「モジュールマップの追加」を選択し、以下の情報を追加。
要求パス:*.php
モジュール: FastCgiModule
実行可能ファイル(オプション): C:\php\php-cgi.exe
名前:PHP
OK を押して保存します。
5. IIS を再起動して、php テストページを表示させる。
以下のファイルを作って phpinfo(); を入れた php ファイルを作成してブラウザで表示確認。
php の情報ページが表示されれば成功です。
今回は以下のサイトを参考にしました。
Using FastCGI to Host PHP Applications on IIS 7.0
ラベル:
PHP,
Windows Server 2008
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