本稿では商品毎の受注残、可用在庫等をどのように算出するかを説明します。
在庫情報タブ
商品レイアウト上にタブオブジェクトを配置します。在庫情報タブには在庫及び受注残関連フィールドを配置します。商品テーブルに追加するフィールド
フィールド名 | 型 | 計算式 | 解説 |
繰越受注残 | 数字 | ― | 繰越処理実行時に、各商品の[繰越日付]時点の[受注残]を記録。尚、繰越処理は未実装。 |
受注数 | 計算(数字) | Sum(受発注明細_商品::受注数量) | [在庫基準日]までの[受注数]計。[受注数]は受注画面上の[数量]または[受注数] |
納品数 | 計算(数字) | Sum(入出明細_商品#納品数::出庫数量) | [在庫基準日]までの[納品数]計。[納品数]は受注画面上の“出庫移行”ボタンにより出庫登録された商品の数 |
受注残 | 計算(数字) | Case(IsEmpty(繰越情報::繰越日付) or g在庫基準日1 < 繰越情報::繰越日付;0; 繰越受注残) -納品数+受注数 |
[在庫基準日]の受注残(受注はしたが納品していない商品の数) |
可用在庫 | 計算(数字) | 在庫数-受注残 | 販売先(用途)が決まっていない自由に使用できる商品の数 |
gcKey1 | 計算(数字) | 1(常に1) | 入出明細レコードが受注明細と紐付されているかチェックするためのシステムフィールド。 |
リレーション
逆に「gKey1≦受注明細ID」が偽であれば、その入出明細レコードに対する受注登録がないことになります。
在庫情報の変化
つまり、10 個の商品を出庫登録したのだから、[納品数]は10増えて「11」となり、[受注残]はその分減って「1」となります。
このとき[出庫数]も 10 増えて「49」に、[在庫数]はその分減って「42」となります。
以上
(土屋)
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