次世代仮想化プラットフォーム「Hyper-V」研究
http://www.windows-world.jp/news/-/102390-2.html
Virtual Server 2005 R2以前、バーチャルマシンは非常にレガシーなハードウェアをエミュレートするものであった。エミュレートされるチップセット「Intel 440BX」は1998年の登場で、最大1GBのメモリに対応し、初めてACPI(Advanced Configuration and Power Interface)の電源機能とUSB(Universal Serial Bus)を実装したことで有名だ(バーチャルマシンはUSBをサポートしない)。
2010/01/12更新
USB 接続された HDD をパススルーディスクと認識させるのは依然として無理なようですが、その代りに仮想ハードディスクを作成し、それを追加ドライブとして Hyper-V のゲスト OS に認識させることは可能ですので、ここにその方法を記述します。
1. ゲスト OS が起動中の場合は終了させます。外付け HDD はホスト OS からアクセス可能な状態にしておきます。
Hyper-V マネージャの当該ゲスト OS の設定画面(ここでは Windows Server 2003)を開き、図のように新規の IDE コントローラにハードドライブを追加します。
追加したハードドライブに仮想ハードディスクを割り当てます。“新規”ボタンを押すと、仮想ハードディスク作成ウィザードが表示されますので、指示に従って外付け HDD に仮想ハードディスク領域を割り当てます。
“適用”ボタンを押し、変更を反映させます。
2. ゲスト OS を起動します。起動直後は、上記で追加した仮想ハードディスクは認識されない状態ですので、管理ツールから「コンピュータの管理」を起動し、「記憶域」配下の「ディスクの管理」を選択すると、以下のようにウィザードが表示されます。
このウィザードは、追加された仮想ハードディスクをゲスト OS に認識させるためのディスク変換を行うためのものですので、指示に従ってディスク変換を行います。
3. ディスク変換直後はボリュームにドライブ名が付いていない状態ですので、変換したディスクを右クリックして、ボリュームドライブの割り当てとディスクフォーマットを行います。
ドライブ割り当てとフォーマットが終了すると、以下のようになります。
エクスプローラーで確認すると、この仮想ハードディスクが E: ドライブとして認識されていることがわかります。
eSATA 接続された HDD についても、同様の方法で仮想ハードディスクを追加ドライブとして設定することができます。
(2010/04/27追記)
同一の HDD に複数の vhd を事前に作成しておき、複数のゲスト OS に割り当てて認識させることも可能です。