今月に入ってから弊社環境でも COP エンジンの自動アップデートが行われ、つい昨日アップデート後のサーバ機の再起動を行ったわけですが、Hyper-V 搭載サーバ機では再起動時にネットワークカード(以降NIC)の挙動がおかしくなることを確認したため、今回はその現象と対応方法をまとめます。
【現象】
COP エンジンの自動アップデート後にサーバ機の再起動を促すメッセージが出るが、ここで再起動をかけると、Hyper-V を運用中のサーバ機の NIC が正常に動作しなくなる。
Ping チェックを行うと、実体 NIC、仮想 NIC 共に Ping 応答が断続的になったり、まったく応答がなくなったりする。
【対応方法】
この現象は前回のMOPエンジン更新時にも発生し、当方で試したかぎりでは以下に示す方法以外では成功したことがありません。
1. Hyper-V マネージャの右ペインのメニュー項目より「仮想ネットワーク マネージャ」を選択し、稼働中の仮想ネットワークカードをすべて削除します。(削除前に設定情報はメモしておいてください)
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj0eib01EVU7mmI-0_Q2HPxsSokcQ6tkVS7tMiM-4Uq09Rg_CnRiRPEqEZ0Jg0BSM4plGPgKjNYxSdKqXZJV_-03XJA7iWhK1NTx_6WpD_XNLPOmjJQLgvr0Nm6o6mwFrCVMZtWKA/s400/NIC_delete.jpg)
2. Ping テストやインターネットブラウジングなどを行い、実体 NIC が正常に動作するようになっていることを確認します。
仮想ネットワーク マネージャに戻り、左ペインより「新しい仮想ネットワーク」を選択して、右ペインで“追加”ボタンを押して新しい仮想 NIC を追加します。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj-bClGBZMPcb2sGkk8TQv7Jzt_IpLMoPtofMK808gkrXYFtdbT4I0OD1oel01SHi-dPCw4xRoA37hIJ67mrqFT-OvI92c1Ws8GwG7DBexLb3c5WpEMwapjJfF-zBKzIk9UGpCgPg/s400/NIC_add.jpg)
3. Hyper-V マネージャの仮想マシンリストにある仮想マシンを右クリックし、表示されるサブメニューより「設定...」を選択します。
当該仮想マシンの設定画面が表示されるので、左ペインより「レガシ ネットワークアダプタ」を選択し、上記で追加した仮想 NIC を割り当て直します。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEh0vAwOvYXLw8NYGoq_TVWTIXI0PCbTamLC6x9HA0Npi4Pe1r2ih50ZElkN-wNfncNz9HMbMErAxAJGIUFGE1-CyniQ60iDQE4siXPCTTZ2Hsz0TSyVlgJJscwjkUhxgZ_tT0N4mQ/s400/NIC_assign.jpg)
この操作をすべての仮想マシンについて行います。
4. 仮想マシンを再起動し、Ping テストやネットブラウジングを行い、仮想 NIC が正常に動作するようになっていることを確認します。
この件については Panda にも現象を報告済みですが、もし上記の方法以外で有効な対応方法をご存じの方は情報提供していただけると大変有難いです。
2 件のコメント:
今年9月のVer5.03.02のアップデート時にも同様の現象に遭遇しますた。
Ver 5.0.3 までが Panda Managed Office Protection、Ver 5.0.4 からが Panda Cloud Office Protection ですな
別物だと間違ってしまう
コメントを投稿