2020-12-30

IPSのテストベッドをつくる際のTIPS ― デバイスの保護とスマート電源

お知らせ

 屋内測位システム『TPC_IPS Ver1.0』を2022/4/1にリリースしました。

 同製品に関する質問またはデモを希望されるお客様はこちらよりお申し込みください。

 尚、外部のIPS/RTLSと連携して動作するIPSアプリケーション・テンプレート『QuickIPS』及び 『TPC_IPS Web API』 も順次リリースを予定しています。

  当社では Raspberry Pi と ビーコン を使用した IPS(Indoor Positioning System)を開発しています。ソフトウェア開発自体や機器の設定管理等も大変ですが、テストベット(ソフトウェアのテスト・実証環境、長期間、継続的に使用するのが前提)の構築・維持もそれなりに大変です。今回は当社のような小規模組織がIPSテストベットを作る際のTIPSをご紹介します。

テストベッド 

 下図のようなスペースを常時確保できるような大きな企業や研究機関であれば事は簡単ですが、小社のような小規模な会社では日常の労働生活空間とテストベッドを共用することになります。 多数のビーコンのスキャンテストを行う度にRaspberry端末やビーコンを敷設するのは労力も時間も要します。 また、ビーコンや端末を床や机等に長時間放置するのは他の業務の妨げにり、無断で移動されたりすれば、テスト結果が不正確なものとなってしまいます。また、機器の破損も心配です。

図1:当社テストベッド


 今回はテストベッドで使用する ビーコン や Raspberry Pi 設置方法や、電源に関するTIPSをご紹介します。

ビーコンの保護

 ビーコンは屋内と屋外に常設していますが、屋内、屋外を問わず、携帯電話用防水のケースにクッションを入れた上で、その中に収納しています。クッションにより、誤って落下した際に床からの衝撃を吸収させ、ビーコンを守ります。ストラップはスタンド、壁、天井にフックする際に便利です。防水性能ですが、IP規格を取得しているケースを調達します。

IP規格を取得している防水ケース


ビーコンを屋外に常設する

 ビーコンを屋外に常設する際は上記のように防水ケースに入れて、スタンドや地面に設置します。台風、梅雨、秋の長雨の際も放置して良いと思いますが、定期的にチェックするようにしましょう。

地面に設置する際はカラコンを被せるとさらに安心


ビーコンを屋内に常設する

 ビーコンを屋内に常設する場合は他の業務の邪魔にならないように、蹴飛ばされないように、天井から吊り下げます。

誤って落下した場合、ケースとクッションで衝撃を吸収


Raspberry Pi を屋外に常設する

 Raspberry Pi を屋外に常設する場合、IP規格対応の防水ケース入れて電源コードを引きます。


未来工業製WB-10DM、屋外用コンセントの引き込みも可


Raspberry Pi の電源

  図1のような十数台の Raspberry Pi の電源のオン/オフにも意外に手間がかかります。開発・デバッグ中は頻繁に電源のオン/オフが発生することもあり、これが数十台、数百台の規模になると、開発者には地獄です。 Raspberry Pi はWOL (Wakeup On Lan)に対応していないため、マジックパケット送信による遠隔起動はできません。

 そこでスマート電源を使い、iPhone/Android から 電源自体をオンオフできるようにしてあります。

Meross社製スマート電源、Amazonで1500円程度

スマート電源は奥行があるので蹴飛ばされないように配置、ルンバが来ても大丈夫


屋外でスマート電源を使用する

 スマート電源は大きく、屋外の電源コンセントに直接差し込むのは難しいです。その場合、以下のような防水ケースに入れて収納します。複数のコンセントはその先の延長コードに繋がり、その延長コードが Raspberry Pi に接続されます。




外に配置

NuckyT


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