Windows Server 2008 R2 の IIS7 環境に WordPress 3.2.1 をインストールしてみたのですが、デフォルトのままでは WordPress から画像やファイルをアップロードできないことがわかりました。
まず、アップロードを試みると、以下のようなエラーメッセージが出てしまいます。
ディレクトリ /wp-content/uploads/YYYY/MM を作成できませんでした。この親ディレクトリのアクセス権はサーバーによる書き込みを許可していますか ?
これは明らかにディレクトリパーミッションが問題で発生するトラブルですので、以下の順に確認しながら調整します。
(php.ini の設定ではファイルアップロードを有効にしていることを前提にしていますので、php 設定についてはここでは省略します。)
1. wp-content フォルダの下に uploads フォルダがあることを確認。
uploads フォルダがなければ作成してください。
2. uploads フォルダのアクセス権に IUSR が登録されていることを確認。
IUSR がなければ、図のように IUSR を追加して、書き込み権限だけを与えます。
注意:デフォルトの IIS_IUSRS だけではアップロードするための権限が足りないため、ローカルコンピュータの IUSR を手動で追加する必要があります。
3. WordPress のメディア設定の「アップロードするファイルの保存場所」が wp-content/uploads になっていることを確認します。
これで当方は画像のアップロードができるようになりました。
当方で試した WordPress のバージョンは 3.2.1 ですが、以前のバージョンでもアップロード設定で躓いた方は、この方法で試してみると解決するかもしれません。
2011-09-28
IIS7 にインストールされた WordPress からファイルのアップロードができない場合の調整方法
2011-08-15
ターミナルサービスのライセンスサーバーが無効化されていて大慌て
Windows Server 2008 のターミナルサービスにユーザライセンス(CAL)を追加しようとしたところ、ターミナルサービスライセンスサーバが無効になっていたため、アクティブ化しようとしたら次のようなエラーが発生しました。
そこでイベントビューアでエラーを調べてみると、以下のような ID 38 のエラーが連続で記録されていました。
次のエラーのため、ターミナル サービス ライセンス サーバーはターミナル サービス クライアント アクセス ライセンス (TS CAL) をクライアントに発行できません: 証明書をストアに追加できません。エラー c0010020
ID 38 の情報を調べまわったところ、以下の方法で対処できることがわかりました。
【ID 38 エラーの解消方法】
1. ターミナルサーバーライセンスサービスを停止する。
2. regedit でレジストリエディタを開き、以下の 3 つのキーを削除する。
HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\TermServLicensing\Certificates
HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\services\TermservLicensing\Parameters\Certificates.000
HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\services\TermservLicensing\Parameters\Certificates.001
3. ターミナルサーバーライセンスサービスを開始する。
4. ターミナルサーバーライセンスマネージャを起動し、ライセンスサーバが有効化していることを確認する。
ちなみに、Microsof Open License のサイトにある問い合わせ電話番号から問い合わせをしようとすると、自動音声サービスで、ライセンスの技術情報に関するサポートは有償になると言われるので要注意です。
参考:
“The License Server Activation Wizard encountered an internal error from the license server. Message Number: 0xc0110011″(英語)
そこでイベントビューアでエラーを調べてみると、以下のような ID 38 のエラーが連続で記録されていました。
次のエラーのため、ターミナル サービス ライセンス サーバーはターミナル サービス クライアント アクセス ライセンス (TS CAL) をクライアントに発行できません: 証明書をストアに追加できません。エラー c0010020
ID 38 の情報を調べまわったところ、以下の方法で対処できることがわかりました。
【ID 38 エラーの解消方法】
1. ターミナルサーバーライセンスサービスを停止する。
2. regedit でレジストリエディタを開き、以下の 3 つのキーを削除する。
HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\TermServLicensing\Certificates
HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\services\TermservLicensing\Parameters\Certificates.000
HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\services\TermservLicensing\Parameters\Certificates.001
3. ターミナルサーバーライセンスサービスを開始する。
4. ターミナルサーバーライセンスマネージャを起動し、ライセンスサーバが有効化していることを確認する。
ちなみに、Microsof Open License のサイトにある問い合わせ電話番号から問い合わせをしようとすると、自動音声サービスで、ライセンスの技術情報に関するサポートは有償になると言われるので要注意です。
参考:
“The License Server Activation Wizard encountered an internal error from the license server. Message Number: 0xc0110011″(英語)
2011-08-03
NAS のディスクが壊れて大慌て
サーバデータのバックアップを I-O データ製の NAS HDL-GT R-Series 2.0 に取るタスクが先日から失敗していたのでおかしいと思っていたところ、Status ランプが明滅した状態になっていました。
そこでログを調べてみると、以下のようなエラーが発生していました。
上図のとおり、ディスク 2 (上から二番目のディスク)に障害が発生し、修復できなかったためディスク交換が必要な状態となっていました。
このような状態になると、たいていの場合はディスク横のランプが赤色になるらしいのですが、弊社の場合は青色のままだったため、ディスク障害に気付きませんでした。
ハードウェアは故障するのを前提に使うものですが、やはりこういう現象が発生すると焦りますね。
以下のサポートページに従ってディスク交換ができます。
ハードディスク(カートリッジ)が故障した場合の交換方法について教えてください。
以下の手順で操作すると良いでしょう。
1. NAS の電源を落とす。
2. 破損したディスクを取り外す。
3. NAS の電源を入れ、残ったディスクが正常に動作していることをログとシステム状態で確認する(下図参照)。
4. NAS の電源が入ったままで新しいディスクを実装する。すると、自動的に RAID の再構築が行われるので、再構築が始まっていることを確認(下図参照)。
5. 再構築が終われば利用可能。
操作に当たっては、事前にデータのバックアップを取ることをお忘れなく。
そこでログを調べてみると、以下のようなエラーが発生していました。
上図のとおり、ディスク 2 (上から二番目のディスク)に障害が発生し、修復できなかったためディスク交換が必要な状態となっていました。
このような状態になると、たいていの場合はディスク横のランプが赤色になるらしいのですが、弊社の場合は青色のままだったため、ディスク障害に気付きませんでした。
ハードウェアは故障するのを前提に使うものですが、やはりこういう現象が発生すると焦りますね。
以下のサポートページに従ってディスク交換ができます。
ハードディスク(カートリッジ)が故障した場合の交換方法について教えてください。
以下の手順で操作すると良いでしょう。
1. NAS の電源を落とす。
2. 破損したディスクを取り外す。
3. NAS の電源を入れ、残ったディスクが正常に動作していることをログとシステム状態で確認する(下図参照)。
4. NAS の電源が入ったままで新しいディスクを実装する。すると、自動的に RAID の再構築が行われるので、再構築が始まっていることを確認(下図参照)。
5. 再構築が終われば利用可能。
操作に当たっては、事前にデータのバックアップを取ることをお忘れなく。
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