2007-02-15

イベントによるスクリプト起動プラグイン って・・・(1)

スクリプト起動のタイミングをイベント対応にしたい

FileMaker Pro(以下、FM)のスクリプトを起動するには、ボタンをクリックするか、またはスクリプトメニューから目的のスクリプトを起動するしかありません。
 VBやJavaScriptのように、フィールド値の変更等なんらかのイベントが発生したときにスクリプト(ルーチン)を起動できると便利なのですが、FileMaker にはその機能がありません。これを実現させるのが、サードパーティ製のプラグインと呼ばれるプログラムです。

スクリプト起動プラグインのインストール

スクリプト起動プラグインはさまざまなものがありますが、ここでは「zippScript」という製品の使用方法をご紹介します。

 まず使用するプラグインをダウンロードします。必要に応じて解凍し、zippScript.fmx という名称のファイルを FileMaker Pro\Extensions\ に入れ、FileMaker Pro を起動します。

 これでプラグインのインストールは完了です。 

スクリプト起動プラグイン製品
製品名 価格
zippScript freeware
DoScript freeware
Events 4.0 US$129
ScriptFire US$59
Activator US$89
EventScript freeware


◇イベントによりスクリプトを起動させる

では、スクリプトはどのようにすると起動できるのかというと、計算式でプラグインが提供する外部関数を実行して起動します。 スクリプトを起動する計算式は、フィールド定義の入力値の自動化/制限、計算フィールド、アクセス権設定、ポップアップヘルプの設定で指定可能です。 これにより、以下のイベント発生時にスクリプトが起動できることになります。

  1. カーソルがフィールドに入った

  2. レコードを表示/作成/削除した

  3. フィールド値が変更された

  4. 未保存の計算フィールドが表示された

  5. 特定のオブジェクトをマウスオーバーした
zippScript には、zippScript Example.fp7 というファイルが付属していて、これを分析するとイベントに基づくスクリプトの起動方法(スクリプト起動用外部関数の記述方法)が詳しくわかります。

次回

次回は zipScript 外部関数の使用方法と、プラグインの問題点を挙げたいと思います。

(土屋)

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...
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