そこで今回は、FX.php と Web ビューアを使うことによって、IWP 上でリスト表示させる実行方針について紹介します。
FX.php による検索操作方法は、FX.php のマニュアルをご覧ください。
以下は、それ以外の部分について簡単に説明します。
1. IWPを使ったページのリロードと印刷方法の情報を流用して、FileMaker Pro レイアウト上に Web ビューアを一つ置き、検索実行用の php ファイルを指定します。
初期状態は、以下のようにパラメータは無しで指定します。
2. 次に、レイアウト上の“検索”ボタンが実行されたら、指定条件(上記の例では[g氏名fr検])に入力された値をパラメータとして Web ビューアに渡して処理を実行するようにスクリプトを作成します。
以下は、スクリプト内のWeb ビューアの設定で、URL へ移動するオプションを選択し、検索文字列として $str に格納された検索条件を付加しているところです。
これにより、“検索”ボタン実行時に、上記の URL に切り替わり、指定された php ファイルの中で検索条件を取り出して FX.php で検索を行い、その結果をリスト形式で展開すれば、その結果リストを照会したり、印刷したりすることができるようになります。
3. ここまで設定し、IWP で表示を確認すると、以下のようになります。。
ページ上のオレンジ色で示された部分が検索条件指定フィールド、ピンク色で示された部分が Web ビューア(IWP 上ではインラインフレーム)となります。
[氏名]に「川」を入力して、“検索”ボタンを実行し、「川」を氏名に含む人物を一覧させた場合のイメージは、たとえば以下のようになります。
ご覧のように、氏名の一覧表示が可能となります。
データ作成でズボラをかましてしまいましたので、[氏名]と[ふりがな]に同じものが表示されていますが、これらのフィールドはそれぞれ別フィールドとなっております。
ピンク色で示したインラインフレームを印刷するようにすれば、一覧をプリンタに出力することができます。
以上
(亀澤)
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